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行ってきました、日本ベーゼンドルファー。

 

日本ベーゼンドルファー
大阪ショールームへ。

 

 

マメな営業さん(笑)の力はすごい!
ウヒャ━ヾ( )ノヾ( ゚д)ノヾ(゚д゚)ノヾ(д゚ )ノヾ( )ノ━━!!

大阪旅行の間に  行ってきました~~~~~~~。 
スタタタタッ(=(=(=(=(=(/(エ) ̄)/

 

 

しっかり、お勉強してきましたよぉぉ(●´ω`●)

 

 

ベーゼンドルファーの
「ここまでやるか!?(・ω・ノ)ノ」 という
 「完璧」を求めた その 完成度。
あまりの すごさに それはそれは、ため息ものでした。

 

 

現在「ウィンナートーン」の代名詞となった「ベーゼンドルファー」は 
音楽の都、 オーストリアのウイーンで生産されているピアノです。
「スタインウェイ」「ベヒシュタイン」 とならんで 
世界の三大ピアノのなかのひとつ。

(*゚ー゚)(*。_。)(*゚ー゚)(*。_。)ウンウン

大きなホールで、弾いたことのあるかたは、
いちどは 触っていらっしゃるのではないでしょうか?。
弾いたら、かならず印象に残るピアノだと 私は思います。

その・・・・ベーゼンを、

間近で見て、

弾いて、

聴いて・・・・・・

なんという 贅沢。 *・゜゜・*:.。..。.:*・´∀`*゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*

実は、普通ホールに使われているおおきさの、 コンサートグランドで 
すこし練習させていただきました。
(練習スタジオに なんと 贅沢に2台並んでます~。(*´д`*)ハァハァ)

↑ こちらのお部屋は、前もって予約したら、
自由に練習できるようになっています。※もちろん有料ですが。)


弾いて、驚きました。

音が・・・・・・・・あたたかいのです。
(やわらかいという感じかな)

「ベーゼンドルファー」って、
けっこう 重たいイメージ(名前も厳格だし。笑)
があったのですが、

あまりの親しみやすさに 思わず 
・・・・・・・


「へぇ~( ・∀・)つ∩" 」。



フォルテを出すと、ちょっとビックリするくらい、
鮮やかに響いてくれます。

ピアノで小さく弾くと 優しい音でした。(まぁるい音ですよ~。)

音を追求していきたい人には ( ・∀・)!
やはり、おススメでしょう。
細かいところまで、「聴く」ことが できるピアノだなとおもいました。

ただ、実際 買うとなると、
その難しさは、スタインウェイと いい勝負☆
いえ、ハッキリいって それ以上です(´∀`;)。。。
お値段が 気軽に手に届く範囲にないところは、 厳しい現実です。

しかし つくりはもちろんしっかりしているし、
一度、手に入れたら、
自分の代はもちろん、

大切に使っていくなら
子孫へ引き継いでいくことのできる「家宝」となることを かんがえれば、 
少々(?)高くても 安いお買い物なのかもしれませんが。

 


 

では、少しですが、
ベーゼンのショールームで聞いてきたコトを、
いろいろ 報告していきたいと思います。

 

 

 

ベーゼンドルファーは、専用の
「森」をもっているのだそうです。


そこで、 ピアノの質を大きく左右させる 重要な
「木」を 
たいせつに たいせつに・・・・・・
そだてていくそうです。

(確かに ピアノにつかわれている木目部分の均一性やきめ細かさ、素晴らしい。)

1828年、イグナス・ベーゼンドルファーが 創業して以来
長い年月が経っていますが、品質にこだわりぬき、
徹底した少量生産をつづけているそうです。



一口メモ→創業してわずか2年、あのフランツ・リストと出会うのですが、
リストは強烈なタッチのため いくつものピアノをこわしていたそうです。笑☆ 
  しかし ベーゼンドルファーのピアノで 演奏会は みごとに、大成功!!。
それを機に ベーゼンドルファーの名は 広く知れわたることとなりました。 】




近年でも 年間生産台数は、400程度生産しています。

1台あたり 1年以上の  時間をかけていることにはかわりなく、
総生産台数が、4万6千台を越えるまでに、175年を要しています。

ちなみに これは、
スタインウェイの10分の1
ヤマハピアノの100分の1

の生産量にすぎない
というから、おどろきです~~~~。

*・゜゜・*:.。..。.:*・´∀`*゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*

 

さてさてさてさて。

ベーゼンドルファーは 50年に一度、
記念モデルを出しているそうです。

↑上から2列目のピアノ。
実際に ミタ━━━(゜∀゜≡(゜∀゜≡゜∀゜)≡゜∀゜)━━━━!!!!

「ポルシェ」とのコラボレーションで 
近未来的なデザインのピアノを
つくったそうなのですが、(どうやら・・・・受注生産らしい。)


(しかも、次の日には購入された方の家にお嫁入りするということで、その日は
たまたまショールームに入っていたらしく、偶然 拝見することができました!!)





正直いって 最初は

「デザインだけでしょ~?」(ーдー;)


と思いました。

 

しかし、その機能性と遊び心には・・・・・・
 脱帽でした。


こまかいところまで、計算されていました。



サイドにある、丸い銀色のボタンを押すと 蓋が開くようになっていたり、
もっともっと!自分の音を楽しむようにと、
譜面台を置くところにも、 仕掛けがありました。

(ここで、また補足ですが、むかしのグランドピアノは、
譜面台のサイドにろうそくを立てるところがあり、
夜になると、 その ろうそくをともし、譜面をみて弾いていたそうな。 )


鍵盤側の蓋は折りたたむようにして奥へ入り、もちろん
新たに ベーゼンのロゴが、しっかり浮き出てきます。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
◆補足◆

ベーゼンドルファーの、あの 金色のロゴも、
とっても時間をかけてつくられているそうです。

方法は、ひとみいご的にたとえると、 金箔の美しい模様がある、漆の食器ですかね。

描かれた 金箔の絵の上から、漆を なんども なんども!!
塗っては乾かし、 さいごに丁寧に磨きあげて その模様を出していくという
技術はもちろん、手間・時間・集中力の結晶なのです~。
ベーゼンのロゴは、ロゴの文字を入れる際に、細かく彫りをいれているそうです。
(注 漆の食器は あくまでも 例えですので~笑)


ちなみに、
ロゴに使われている、あのフォントは 
昔から王家・貴族御用達のピアノでしたので、
上品で厳格のあるものが、当時から使われ、
今もなお  それが受け継がれているそうです。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^


(ここで 話は ポルシェデザインのピアノに戻ります・・・・)

そのピアノは、
全てが 「平面」や「角」を意識するようなかたちのデザインで
統一されていました。

ピアノの弦がわの 大きな屋根も、
フツーは 上から覆いかぶさるようにつくられているのですが、
まったく発想を逆にして、 内側におさまるようになっているのです。
(図がないと、説明では かなり 厳しいですね~~~~~~(;´Д`A ```)

もちろん 椅子の色や椅子のあし、
ピアノの中までも。(フレーム部分が なんと 銀色です。)



しかも!!
音色やタッチなど
ピアノの機能性は、
普通のベーゼンドルファーと まったく変わらないというのです。

デザインも楽しむことが出来て、
音の追求も、もちろん問題ない。
むしろ、その過程をたのしむことができる。



デザインだけでは終わらせないという、
細かなこだわりに、
本当に おどろきました。


 

次に、ベーゼンの大きなピアノにある、

あの「黒鍵」について です。



たいていのピアノは 88鍵です。
(*゚ー゚)(*。_。)(*゚ー゚)(*。_。)ウンウン


しかし、ベーゼンは
モデル225以上の 大きいサイズになると、、

      (↑数字は長さになっています。(cm)

低い音域に、
黒く塗りつぶされた鍵盤
が 登場します。


まるで、

「本当は ここにいなくてもいいんだよ~」といってるかのように。

ええ、白鍵部分も表面が黒く塗りつぶされています。

しかし その鍵盤たちは、
ものすごい存在感を 放っているのです。

 

その音を 弾いたなら、
それはそれは、

何の音か ききとれないくらいに。

 

低いぃぃぃ!! (゚ロ゚ノ)ノ

とにかく、ふか~~~~~~~い音なのです。

 


インペリアル(モデル 290)になると、なんと・・・・・ 
(↑ベーゼンのなかで いちばん大きなピアノで「皇帝」という意味です)
全部で
97鍵にもなるんです。 

この 88鍵からはみでた(?)鍵盤は、
エクステンドベースとよばれます。


キッカケは、なんと、
バッハのオルガン曲のピアノ編曲を数多く手がけた
「ブゾーニ(イタリアの作曲家 ピアニスト 1866-1924)」が、
「パッサカリアハ短調BWV582」を編曲の際、
オルガンの32フィートのパイプによるペダルトーンをピアノに求め、
ベーゼンドルファー二代目の ルートヴィッヒ(1835-1919)に
相談をもちかけたことがはじまりだそうです。

ですから、音楽家の要求によってうまれたものなのです。
メーカーの実験的なアイデアからではないというところからも、
確固たる地位を得て いまも引き継がれているというわけで。
(●´ω`●)

 

この鍵盤は、
たとえ 弾く必要が稀であっても、
立派に役割をはたしているのです。

先ほど述べたように、バッハのオルガン曲をピアノ要にかきかえたものをはじめ、
リストや 現代曲など・・・・音域といった点の役割はもちろん。

弾いていなくても 弦の共鳴といった点で 重要なはたらきをしています。
(倍音の役割は ごぞんじでしょうか←別ページにのせてますので~♪)

その「エクステンドベース」があることで、
ピアノは もっともっと 美しく深い響きを得るのです。

ベーゼンドルファーの響きは、
よく「オーケストラのようだ」と表現されます。

太くゆとりを感じさせる低音域はコントラバス
中音域は チェロやホルン
高音域はヴァイオリン、オーボエ、フルートのように・・・・・・と。


ベーゼンドルファーには 多彩な音色が用意されていて、

ピアノというものは、 弾いているうちに、
どんどん自分の音に変化していくそうです。

ですから、最初 (特に生産ナンバーが新しいものは特に)は、
ピアノの赤ちゃんなのです。

営業の担当の方曰く、
「音を聴いたら、どのくらい古いか・使われているかがわかりますよ」

と!!

 

(; ゚ ロ゚)ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!!

 

プロってすごいと 改めて思いました。

 

 

【おまけ】

よくきく「マホガ二ー」のピアノも みせていただいたのですが、
(木の美しさを表面のデザインにそのまま生かしてある、赤茶色のピアノでした)
マホガニーは、木の根っこの部分だけしかとれない部分を使い、
その、 みごとな木目の断面は、 山のようなかたちであらわれています。
その木目の均一性と、継ぎ目の丁寧さに驚かされました。

お化粧台のようなピアノだなぁと ひとみいごは思いました。

ピアノは昔から  インテリアのなかの一つの「家具」としても愛され、
花嫁道具でもあったそうです。
なるほど、その美しさに納得。



実は私、マホガニーより、

フツーに「黒タイプ」のピアノのほうが 好きだったのです。
(カタログしかみたことなかったし。。ヾ(・ω・o) ォィォィ

 

しかし・・・・・・

 


今回の件で、他の色の美しさにも 魅了され、

「黒以外も こんなに素敵だなんて~~~!!」
:*:・ドキ(*´Д`*)ドキ・:*:・


考えが まったくかわりました。

 


今回のことで、ピアノを 実際にみることが、


どんなに大切か。


本当にいいお勉強になりました。

 

ピアノのお買い物は、

ちょっとちがいます。

 

なんてったって、

買うとなれば 一生もの。

(買いかえることも あるとはおもいますけどね~笑)

自分の感性・技術磨きや
「音楽」 を たのしむために・・・・・・

ピアノ選びは 本当に 重要です。(*・д・*)☆ 

 

 

◆参考文献 リーフレット  まるごとピアノの本  ◆
あとは、ひとみいごの体験談でした。笑




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